長期政情不安で伸び悩む国シエラレオネ

長年にわたる政情不安が国内産業発達に歯止めをかける西アフリカのシエラオネ(シエラレオネ共和国)。面積71,740平方キロメートルと北海道とあまり変わらない小国で、人口も約765万人(2018年時点)。首都はフリータウンで、テムネ族,メンデ族,リンパ族,クレオール族(黒人と白人との混血)等が暮らしており、公用語は英語で,ほかクリオ語,メンデ語,テムネ語などが使われています。イスラム教が半分近くをしめ、キリスト教が1割、他はアニミズム信仰と言われる生物、無生物を問わずすべてのものに霊魂もしくは霊が宿るという考え方を基本とする信仰が3割という異色の国と言えるかもしれません。1961年4月イギリスから独立後もクーデターが絶えないという政情不安が続いていましたが、2002年混乱状態も終結され、政情安定が戻ったと言われています。一方2013年WHOの発表では平均寿命が世界的にみて短いという課題をもつと指摘されています。地下資源として、金やダイヤモンドなど豊富とされながら長年の政情不安が原因で、経済を下支えするまでには至っていないようです。一部には、長期にわたる政情不安で難民が密かに持ち出してしまったとも言われ、また2010年には沖合に油田が発見されてもいまだ商業利用までにはいかないという現状です。日本との関りという点でも、現地に駐在の大使館はなく、民間企業もカカオ豆の輸入販売や給水設備関連企業の事業が進められている程度で、折角の豊富な地下資源に手を伸ばす日本企業もいまだ現れていないと言われています。