どん底から復興を成し遂げたルワンダ

「アフリカの奇跡」と言われる奇跡的な復興を成し遂げた中部アフリカの一国「ルワンダ(ルワンダ共和国)」。国土的には日本の神奈川県より少し大きい程度ですが、湖を擁しヴォルカン国立公園はマウンテンゴリラやゴールデンモンキーの生息地で知られ、豊かな自然が広がる大地を擁する国として、15世紀ごろまではルワンダ王国として栄えていた地域。ただ民族間の確執は以前より見られていたものの、その究極ともいえる「ルワンダ大虐殺」が起るとはだれが予想していたでしょうか。1994年4月6日のルワンダのジュベナール・ハビャリマナ大統領と隣国ブルンジのシプリアン・ンタリャミラ大統領の暗殺に端を発し、RPF(ルワンダ愛国戦線) が同国を制圧するまでの約100日間に、フツ族系の政府とそれに同調するフツ族過激派によって、多数のツチ族とフツ族穏健派が殺害されたもので、その犠牲者は明らかになっていませんが、50万人~100万人に達すると言われています。当時のルワンダ全国民の10%~20%という大事件でした。そのどん底を終結させ、見事奇跡的な経済成長という復活を遂げたのです。しかもこの復活に大きく関わったのが内戦時代隣国等へ避難していたルワンダ国民(ディアスボラ)自身だったと伝えられています。彼らの自国への投資や、国外で得た知識・技術を惜しげもなく注ぎ復興に大きく貢献したとのことです。さらに2010年当時のカガメ大統領が行った汚職撲滅も大きく寄与したと伝えられています。日系企業も同国には積極的に進出し、その一例が大手企業の同国キガリ銀行への投資だったり、さらに海外委託事業を行う企業もあると聞きます。小さな国土ゆえ地下資源も限られた中、政治と国民の努力で経済成長は可能だ、というのを世界に示した国と言ってもいいかもしれません。