今も内戦が続くコンゴ民主共和国

アフリカ大陸のほぼ中央に位置する内陸中心の国家「コンゴ民主共和国(DRC)」。豊かな自然のほか、原油、銅、コバルト、ダイヤモンドなどの大量の地下資源を擁する資源大国です。しかし、これら資源の利権を巡り、諸外国を巻き込むほどの大規模な内戦が起きるという歴史をもっています。ベルギーの植民地だったDRCは、1960年に独立を果たしましたが、直後に軍のクーデターにより初代首相が殺害され、国内は瞬く間に内戦状態に突入。やがて軍に所属していたモブツが1965年にクーデターを成功させて一党独裁政権を樹立し、ザイール共和国が成立。その後、国民はおよそ30年にわたって不正蓄財を続けるモブツ政権下での生活を余儀なくされました。やがて1996年には東部で反政府組織AFDL(コンゴ・ザイール解法民主勢力連合)の運動が活発化。彼らはモブツ政権を打倒し、1997年にこの国を建国。だが、新たに大統領に就任したAFDL議長のローラン・カビラは強権体制を敷いたため、翌1998年には反政府勢力RCD(コンゴ民主連合)との間で内戦が勃発。この内戦はジンパブエ、ナミビアなどの周辺諸国がそれぞれ政府側、反政府勢力側を支援し、国際的な戦闘に発展してしまいました。2002年に政府とAFDL間で和平合意が成立。2006年に就任したジョセフ・カビラ大統領は2011年に再選を果たし、政情は安定するかに見えましたが、その後も国内各地で争いが続いているというのが実態のようです。