スタッフ育成での失敗談

クリニック開業から今日に至るまで、私は少しずつ時間の使い方を覚え、スタッフに業務を回していった。しかしすべてが簡単にいったわけではない。何度も何度も失敗してきた。

例えば、私が思うクリニック像とそのイメージはスタッフみんなに既に共有されていると勝手に思い込んでいたことがある。そのため、ある分院のレイアウトをスタッフに任せていたのだが、完成した際私の思い描くものと大きく異なっていてショックを受けた事があったのだ。その分院は、管理しているカルテなどバックヤードの部分が患者さんにも診えるような内装になってしまっていたのだ。事前に管理している棚を見せないようにしてほしいという指示を出していなかった私が悪いのだが、その根本的な原因というのが、「私の中でクリニックに対して思い描く理想イコールみんなにも伝わっていることだ」と勝手に解釈してしまっていたからであった。実際には共有しきれていなかったのだと、この失敗を経てようやく気付いた。

とどのつまり、自分のパラダイムでしか物事を考えられていなかったのである。未熟だった当時の私は、その完成した内装を目にしてスタッフを怒ったりしてしまったのだが、決して担当してくれたスタッフの力不足などではなく私のせいであった。私が、スタッフたちの事をきちんと理解できていなかったのだ。理解した気になっていた。イメージを伝えきれていなかったのだ。

この経験から学んだ事は、仕事を任せる際にまずはお願いする相手のレベルにあったお願いの仕方・業務内容を選ぶことだ。自分と相手の思い描く完成形をすり合わせることがと手も重要である。

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