西サハラでの紛争が課題のモーリタニア

サハラ砂漠に国土の大部分を覆われた国モーリタリア(モーリタニア・イスラム共和国)。

国名の由来は、紀元前後存在したとされる「マウレタニア王国」と言われています。

8世紀頃からサハラ交易の中継地点として栄えたものの、1077年イスラム王朝に敗れ、以後交易の中心が陸路から海路へ変わったためサハラ交易は衰退し、20世紀初頭フランス植民地化を経て、1960年に独立。

独立後はダッダ政権という一党独裁体制のもと、1976年にはモロッコと西サハラ地域分割を機に実効支配下に。西サハラでサハラ・アラブ民主化共和国樹立を目指す武装勢力「ポリサリオ戦線」との紛争が激化しその後の同国にとっての課題となっていました。

一方この争いがもとで軍のクーデターが勃発、当時の大統領は失脚し、むかえた新政権のもと1978年ポリサリオ戦線と和平協定が締結されました。

以降幾度となく繰り返されたクーデターで近年まで政情不安は続きましたが、2008年当時大統領警備隊であったアジズがクーデターを起こし政権を掌握2009年大統領選で当選、当時この選挙は民主的に行われたと世界でも評価されました。

同大統領は「テロとの戦い」を中心政策に掲げ、功を奏してか以降の大規模クーデター勃発はないとされています。

さらに2011年アフリカ連合議長就任を機に、近隣諸国の安定にも積極的に取り組み国際的にも高い評価を得たこともあり、2013年世界銀行はじめ他国からも含め総額32億ドルという支援に繋がりました。

このように原油、金、鉄鉱石ほか銅などの地下資源開発などの投資活動が活発に行われ経済成長著しい国として期待されています。

     

Mariascuisine 海外への取材が歴史と繋ぐ→TOP